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薬剤師に必要なスキル (意思疎通能力)

医療現場においては昨今、患者さんとの意思疎通能力の重要さが力説されています。 患者さんとのコミュニケーションを円滑にして、少しでも多くの情報を患者さんから聞き出して、最適な医薬品を提供することが薬剤師に求められています。

コミュニケーションが上手く取れることにより、患者さんの服薬状況も目に見えて向上します。 薬局において、薬剤師に必要とされるコミュニケーションは、患者さんに対して、過去の病歴やアレルギーの情報を聞きだして、処方された薬が適正かどうかを判断し、疑問がある際には、医師に対して「疑義照会」を行うこと等があります。

どのケースも、かなりのコミュニケーションスキルが要求されますが、実のところ、薬剤師の中で、このコミュニケーションが不得手な方は意外に多いのです。要因として、今までの4年制薬学教育の体系が考えられます。

分析や創薬等の分野に重きが置かれ過ぎ、医薬品を通して患者さんの治癒に貢献する「臨床薬学」の重要さが軽視されている傾向がありました。薬剤師の国家試験をパスして、いざ病院・薬局といった現場で働きだしても、臨床薬学の素養が不測している為に、結果的に現場で再教育するしかない状況が多かったのです。

薬剤師法改正による、6年制薬学教育は、こういった問題の解決のために始まりました。 6年制薬学教育においては、在学中に合計で5ヶ月の実務実習が必須になります。生の医療現場で、実際に患者さんと接することにより、コミュニケーションスキルの向上を図ります。

これからの薬剤師にとっては、高い薬学知識を保有しているのは当たり前で、その知識を基に自らの見解を患者さんや医師にきちんと伝えることができるスキルが重要になります。患者さんとのコミュニケーションにおいては、言葉だけでは相手に伝わりません。

表情やしぐさ、アイコンタクト、更には声の大きさや話のスピード等の要素が補完することによって、伝達が100%に近くなるという「メラビアンの法則」が示すように、非言語コミュニケーションが如何に患者さんとのコミュニケーションにおいて大切かを肝に銘じておきましょう。

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